第19回 ナナ

67歳の認知症の男性利用者様は、ご家族と一緒に住んでいました。

愛猫ナナを亡くしたことがきっかけで認知症が進み、毎日ナナを探している利用者様を見ているのが辛かったです。

ある日、夜中に裸足のまま「ナナー!ナナー!」と大きな声で探しているところを、ご家族が見つけ家に連れて帰りました。

このことがきっかけで、ご家族は利用者様を老人ホームに入所させることを選びました。


入所の日、車イスに座った利用者様に息子様が

「父さん、ナナはずっと父さんのそばにいるから大丈夫だよ」

と小さな骨壺を手渡すと

「ナナ」

と言って、しっかり胸に抱きしめていたお顔は、とても安心しているご様子でした。

コメント

ハンゾウさん、ネコ美さん、ナッシュさん、猫バカさんへ。 読んで下さりありがとうございます。 私も、この記事を書いていた時は、皆さんと同じ気持ちになりました。 ナナちゃんと一緒にホームに入れたことが、お父さんにとって幸せなことだったと思います。
ウメです | 10/27
ハンゾウさん、ネコ美さん、ナッシュさん、猫バカさんへ。 読んで下さりありがとうございます。 私も、この記事を書いていた時は、皆さんと同じ気持ちになりました。 ナナちゃんと一緒にホームに入れたことが、お父さんにとって幸せなことだったと思います。
ウメです | 10/26
他人事と思えず泣いてしまった‥大事な家族。離ればなれになれば、探します!ナナちゃんの魂と利用者様の余生が、共に穏やかなものであられるよう心から祈ってます。
猫バカ | 10/24
確かにご家族は大変でした。徘徊しても男性はナナちゃんを大切にしていたんだなぁとドラマを見ているようですね(^^)d
ナッシュ | 10/23
愛猫を亡くされて、とても辛かったでしょう。状況にとても胸が痛みます。ナナちゃんがずっとそばにいて、男性を見守ってくれるでしょう。
ネコ美 | 10/22
67才というお年をうかがって心が痛みます。でもナナちゃんと一緒にホームに入られた事はせめてもですね
ハンゾウ | 10/21
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