65才の女性利用者様は、愛猫のフウちゃんと二人暮らしをされています。
右手が不自由な為、私は食事作りのお手伝いに行っています。
「今日は何を作りましょうか?」
と聞くと
「焼き魚とほうれん草があったから、ほうれん草の胡麻和えと......」
冷蔵庫の中を確認していると奥の部屋から
「おかあさ〜ん、おかあさ〜ん」
と呼ぶ声
「ごめんね、フウちゃんが呼んでいるから......」
「大丈夫ですよ、行ってあげて下さい」
しばらくして戻ってきた利用者様
「えっと......そうそう!胡麻和えで、みそ汁の具は」
「おかあさ〜ん、おかあさ〜ん」
フウちゃんが何度も呼ぶので、
「もう!何度も呼ばないで! 今、忙しいの! 用があるんだったら自分で来なさいよ! ヘルパーさん、ごめんなさいね」
と申し訳なさそうに言う利用者様
でも何で猫って、忙しい時に限って呼ぶんでしょうね。
コメント