人語を喋るけど、リアルな猫
著者:伊藤理佐
定価:¥650
出版社:講談社
同じ作者の「おいピータン!」の大森さんが飼っている猫のクロが主人公のスピンオフ作品です。別に「ピータン」を読んでいなくても楽しめますが、読んでおくと倍ぐらい楽しめるんじゃないかと思います。
なんといっても、主人公のクロ(♀)の猫ならではのクールさがいい! 大森さんが映画を観て泣いていても、「恋人死んでるだけじゃん」と、人間の心の機微がわからないクールさをこれでもか、と見せつけてくれます。大森さんが出張に行く時に、わざと寂しがる振りをサービスしたり。なのに、カツオブシに夢中だったり、虫を追って歩き出してしまったり、人が思う「猫ってこうだよな」というイメージがリアルにマンガになっています。
そして、同時に描かれる人の猫への溺愛ぶりも見物です。実際に猫を飼っている人は、「そうそう」と思わずうなずいてしまうのではないでしょうか。
(加藤)
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