『森のテグー2』

著者:施川ユウキ
定価:¥560
出版社:秋田書店

シニカルな猫たちがかわいい!?

森の動物たちが暮らす村で起こる、さまざまな出来事をシニカルな視点で描いたギャグマンガです。主人公のチボーが猫なので、猫マンガなんじゃないでしょうか。ちなみに、チボーは、語尾に「にゃ」をつけないことをポリシーにしており、「にゃ」をつけるべき、という母親と対立したりします。
意味が分からないと思いますが、本当にそういう内容のマンガなのです。面白いのです。

作者は少年チャンピオンでシュールなギャグマンガ「がんばれ酢めし疑獄!!」や「サナギさん」を連載していた施川ユウキ。「森のテグー」は掲載誌がヤングチャンピオンだったせいか、リミッターが外れて不条理度が暴走気味です。シュールを通り越して、哲学的な意味さえも感じさせます。人づき合いをスマートにできるラッキーアイテムが「十二葉九茎のクローバー」だったことから人付き合いの難しさに気づかされたり。
いや、読み手が考えすぎているだけなのかも...。わいせつな落書きをくりかえす性のイタズラ妖精シモーヌに哲学的な意味なんか、あるはずないのです。たぶん。
可愛い猫とかパンダが変なコトしてて楽しいマンガです。


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(加藤)


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