街がクリスマスに変わった頃、私の頭の中は、来年の予定でワクワクしていた。
来年のスケジュール帳を用意して。
1月には、すでにあるちょっとした予定など書きこんで楽しんでいた。
すると、ネコのあなたがコタツに入っている私の膝の上に乗ってきた。
そして、気持ち良さそうに目をつむっている。
「来年?そんなものより今の方がずっとステキよ」と、あなたに言われた気がした。
私はそっと手帳を閉じて、あなたの頭をなでながら、大きなアクビをした。
未来の事を考えるのもいいけど、せっかくの今を台無しにしちゃいけないわね。
だって、あなたはすごく温かいもの。
今はそのぬくもりを感じていたいわ。
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